ケトルベルのスイングに慣れたころにネットを見ながら恐々やってみたのが「ケトルベル スナッチ」です。ケトルベルスイングの変型版だと思って始めました。‥‥しばらくやってわかりました。もっとキツいトレーニングです。ケトルベルをつかったクイックリフトです。息が上がるのが早い。
ケトルベル スナッチにはどんなメリットがある?
ケトルベルスナッチはケトルベルを足の下に通してスイングで振り上げてスタートし、そのまま頭上まであげます。スイングよりも難しいし、最初は結構手首が痛かったりもします。
- 全身の筋肉を使う:ケトルベルを頭上まで振り上げておろす動作でほぼ全身を使います。回数をこなせれば脂肪の燃焼に役立つ感じです。
- 大殿筋と下半身の筋肉:ケトルベルをスイングしてお尻を爆発させて前にあげます。
- 広背筋と肩の筋肉、上腕(握力):ケトルベルが胸の前に上がったら時にケトルベルをいわば「引っ張る(=pull)」感じ。
- 肩の筋肉・肩のインナーマッスル:ケトルベルを頭上で安定させるとき、インナーマッスルがスタビライザーとしてケトルベルを「止める」感じ。
- 有酸素運動:全身の筋肉を連動してつかうので心拍数があがります。スイングよりも心臓バクバクになります。
- クイックリフト:スナッチを繰り返すには力の緩急が大事だと思う。一瞬で力を入れて、ちょつと抜いて、必要な時に身体を固める。力を入れっぱなっしにするんじゃなく、柔らかく使って&一瞬で最大値までパワーを出す。
ケトルベル スナッチをやってみよう
軽いケトルベルで始めることをおススメします。私は12㎏でスタートしました。今は16㎏でできますが、20㎏になると回数がこなせません。
最初はケトルベルが頭上でクルッとなるときに上腕にあたると思います。痛いです。落とさないように。それから、照明の紐(そんなのウチだけか…)にあたったりしないように注意。やりがちです。
片手でケトルベルを持ってスイングする = ワンアーム(片手)のスイングに慣れておいたほうがイイです。まずココで最初はつまづきました。
ケトルベルを振り上げて、頭上で止める = 肩の柔軟性が必要です。柔らかく、かつ、肩で重さを受け止めるっていえばいいのか‥。
すごーく単純化していうと「ワンアームスイング」+「ハイプル」+「ケトルベルを頭上にプッシュ」です。コレを滑らかにつなげるとスナッチになる、と。ええ、いろんな説明の仕方があると思いますがコレが私はしっくりきました。
スイングがスタート地点ですが、どっちかというとケトルベルを頭上にあげたところから練習するほうがわかりやすかったです。
- 【1】ケトルベルを頭上にあげる:まずショルダープレスで頭上にケトルベルを上げる。
- そこからケトルベルを前におろして足の間まで通します。
- ※スナッチの後半、頭上にあげたところから、おろすところを先に練習する
- 【2】ワンアーム(片手)スイング:片手でケトルベルを持ってスイングする。
- 片手でスイングするときに体がねじれないように。
- 私はケトルベルを足に通すときに、親指が前側に来たほうがやりやすいです。
- 【3】ハイプル:スイングでケトルベルが胸の前に来たら、ケトルベルを持った手で引きます。
- 振り子運動であがってきたケトルベルをキュッと前後運動に変える。
- 後ろに肘うちする気持ちでやるとイイかもしれません。ハイプルはこんなです↓
- 【4】ケトルベルを頭上へ!:ハイプルの感じでケトルベルを後ろにひく後の動作です。
- 一瞬ケトルベルが重さを感じない瞬間があると思います。
- 勢いを利用して、引いた手で斜め前にパンチすると、ケトルベルがクルっとまわります(手の甲側に回ります)→ココが一番難しいし、感覚的な気がします。斜め60度くらい?
- 手を頭上にプッシュするのが早いとケトルベルが上手く回らない。遅いとケトルベルがゴンと上腕にあたる感じ。手をパンチ、くるっとまわる、回り始めたら手をまっすぐに…ああ、文章だと上手く書けないですね。
- ケトルベルはショルダープレスするわけではないです。スイングの振り子運動で胸の前の高さまで→ハイプルでちょっと後ろに引いて(コレで振り子の運動を方向を変えて)→ケトルベルは上方向に跳ねながら、今度は斜めパンチで上にもっていく‥。
この記事の最初のスナッチと違う動画で見てみると↓
正直、軽いケトルベルなら力任せでも頭上にあげることはできます。でも、キレイにあげるには、スイングをやりこんで→ワンアームスイングに慣れて→ターキッシュゲットアップをやってみて…と段階を踏んでいくと「たまにはスナッチもやろう」って時に「スムーズにできるぞ!」と上達が感じられてイイと思います。
スナッチをやるには、まずスイングができるようになって↓
ツーアーム(両手で1個のケトルベルを持つ)→ワンアーム(片手で1個のケトルベル)持つをやってみて。↓
さらにターキッシュゲットアップ&ウインドミルで肩の柔軟性とインナーマッスルを鍛えて
最初から全部できなくてもいいです。身体全体をちょっとづつ鍛えられるのがケトルベルのイイとこですから。コツコツいきましょう!